大木裕之 展 「フィクション」 ナ木(ム)⇔谷中の恋
2005年6月23日(木)- 7月23日(土)
期間: 2005年6月23日(木)-7月23日(土)
開廊日時: 12:00-19:00 *会期中 日・月・祝日休廊
作品: 映像作品、ドローイング、ペインティング、立体作品等
協力: イクラプロ、FOU production、Pahenlo
開廊日時: 12:00-19:00 *会期中 日・月・祝日休廊
作品: 映像作品、ドローイング、ペインティング、立体作品等
協力: イクラプロ、FOU production、Pahenlo
「今でも僕は建築家のつもりでいるんだ」「僕が目指す建築は人々の生活とその関係性を含めた総合的な表現手段なんだ。それを今やろうとすると映画になる。人も物も時間もいろいろなもの全てを扱えるから僕の考える建築に近い」と大木裕之は言います。その場所に住み、出会った人々と関係を深め、その関係がそのまま制作に繋がっていき、また、次々とヴァージョンが更新される原理上完成のない作品たち。それは言ってみれば人生そのものを表しているかのようです。そしてそこにこそ大木の考える「建築」が立ち上がり、今も改築されているのでしょう。
「LIFE IS FICTION」これは、大木が本展覧会に寄せたキーワードの一つですが、大木はどのようなメッセージとして「FICTION」を立ち上げ、また、どのような「FICTION」を暴こうと言うのでしょうか?そして大木裕之という存在、撮影という行為が介在し、掬いあげる「FICTION」とはいかなるものでしょうか?
イスラエル/パレスチナ/トルコ/香川/ネパール/チベットで撮影を続けている「ナ木(ム)」(2004年~)、art-Link上野・谷中を中心に発表してきた「谷中の恋」(2000年~)、この二つの映像作品を軸に、大木作品の特徴である、ワークインプログレス、アーティストインレジデンスの手法で、紐解かれます。