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新作シリーズ LIFE I-model 制作過程, 2012 新作シリーズ LIFE I-model 制作過程, 2012

  • 新作シリーズ LIFE I-model 制作過程, 2012

展示風景

  • Tatsuo Miyajima "LIFE I-model" 2012, SCAI THE BATHHOUSE photo by Nobutada Omote<br>
  • Tatsuo Miyajima "LIFE I-model" 2012, SCAI THE BATHHOUSE photo by Nobutada Omote
  • Tatsuo Miyajima "LIFE I-model" 2012, SCAI THE BATHHOUSE photo by Nobutada Omote
  • Tatsuo Miyajima "LIFE I-model" 2012, SCAI THE BATHHOUSE photo by Nobutada Omote

宮島達男「LIFE I-model」

2012年10月12日(金) - 11月17日(土)

人工生命の科学にアプローチする進化したガジェット。
宮島コンセプトをより深化させた意欲作を発表いたします。

発光ダイオードのデジタルカウンターを用いた作品を初めて制作してからすでに25年が経過する宮島達男。その作品は国内の美術館だけでなく、サンフランシスコ近代美術館、テートモダン、カルティエ財団等、世界の重要な美術館や企業コレクションに収蔵されております。また、デンバー美術館、六本木ヒルズテレビ朝日棟、サムソン美術館等には大規模なパブリックアートも収蔵され、まさに日本を代表する現代美術家として常にその活動が注目を集めてきました。

本個展ではまったく新しいコンセプトのもとに、より進化したデジタルカウンター・ガジェットによる新作を発表いたします。

宮島達男の初期から現在にいたるまでの作品の考え方は「それは、変化し続ける」「それは、あらゆるものと関係を結ぶ」「それは、永遠に続く」の3つのコンセプトに基づいております。
今回、東京大学で人工生命を研究する池上高志教授の協力を得て、それら3つのコンセプトをさらに進化・深化させた革新的なデジタルカウンターの誕生が実現しました。

アートにも造詣が深い池上教授との対話の中で宮島達男が依頼したのは、「生命体のような動きをするガジェット」でした。
そのリクエストに対し池上教授が提案したのは、個々の自立性を持ちながらも周囲の環境や状況によって自らを変化させていくプログラムを内在したまったく新しいタイプのガジェットでした。
既存のデジタルカウンターがある一定のルールに従って規則的にカウントアップあるいはカウントダウンを繰り返すのに対し、今回のデジタルカウンターのムーブメントには予測不能であり、そこにはランダムなリズムが生じています。
それは自然界の生命体のように周囲の環境や互いの関係性の中で自らを変化させ、順応し、既存のフォーマットを超えた新しい存在として己のプログラムを書き換えていくガジェットです。そしてそれらガジェットの集合体が作品として成立した時、これまでの宮島作品とは異なる複雑かつ繊細で蠱惑的な表現が出現しました。
この新しい表現は、数字のスピードを一定に保ってきた宮島作品の流れの中では革命的に大きな変化であり、その結果、作品は新たな飛躍をもってアーティストのオリジナルコンセプトをさらに深め、強固なものにしています。

宮島達男の発光ダイオードのデジタルカウンターにおける革命的な飛躍を目撃することは、新しいアートの生まれる瞬間を体験するという貴重な機会となることでしょう。

期間:2012年10月12日(金) - 11月17日(土)
開廊日時:12:00-18:00 *日・月・祝日休廊
会場:SCAI THE BATHHOUSE
展示作品:彫刻作品5,6点を予定