過去の企画展

「untitled -brides-」、2012年、サイズ可変、ウェディングドレス 「untitled -brides-」、2012年、サイズ可変、ウェディングドレス

  • 「untitled -brides-」、2012年、サイズ可変、ウェディングドレス
  • 「untitled – grandmother-」、2009年、サイズ可変、割烹着、 撮影:木奥恵三
  • 「untitled – jacket - 」、2008年、ジャンパー
  • 「untitled – Berliner Flag - 」、2011年、7m x 30cm、ベルリン市旗

展示風景

  • photo by Nobutada OMOTE(SANDWICH GRAPHIC)
  • photo by Nobutada OMOTE(SANDWICH GRAPHIC)
  • photo by Nobutada OMOTE(SANDWICH GRAPHIC)
  • photo by Nobutada OMOTE(SANDWICH GRAPHIC)
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平野薫「Re-Dress」

2012年6月29日(金) - 7月28日(土)

平野薫の作品は、誰かが身につけていた衣服を糸になるまで解体し、再度つなぎ合わせて制作され、人の記憶や存在の消滅と再生といった目に見えない現象を視覚化しています。
平野が試みるのは、今回の展覧会タイトル「Re-Dress」にも通じるように、常に誰かに着られるという衣服の主を逆転させ、衣服が主となって誰かの気配をまとわせることです。作品化された衣服は元々の形状をすっかり失いますが、人の気配はより強くうかびあがってきます。
2007年資生堂ギャラリーでの個展や、2008年横浜美術館での展示でその独特な表現が注目を集め、NY滞在を経て2009年よりベルリンで制作活動を行っています。

本展覧会「Re-Dress」では、ウエディングドレスを素材とした作品を中心にインスタレーションが構成されます。今回作品で使用される古着のウエディングドレスは日本の貸衣装屋から譲り受けたものです。何人もの女性が着たドレスは解体され、ひとまず何の意味も持たない糸に戻されます。そして平野の手によって、かつて誰かに着られていたという気配をまとった作品が形を表します。
素材が作品となったとき、古着は特定の個人から離れ、普遍的に共有できる記憶や感情に変換され、私たちはそれぞれに衣服の持っていた背景や歴史を想像することになります。女性の人生の転機を象徴する衣装であるウエディングドレスからは、一体どんな気配や息づかいを感じられるのでしょうか。
その他、解いた衣服をボール状に丸めるシリーズや、シャツをクモの巣状に形成する小品などが併せて展示され、重層的な意味合いを含んだ空間が作られます。

期間:2012年6月29日(金) - 7月28日(土)
開廊日時:12:00-18:00 *日・月・祝日休廊
会場:SCAI THE BATHHOUSE
展示作品:新作の立体作品 約8点