鹿児島2008.3 ©ISH
鹿児島2008.3 ©ISH

田中泯「場踊り」谷中

2008年7月4日(金)- 8日(火)
期間: 2008年7月4日(金)-8日(火)
開廊日時: 11:00-18:00 会期中無休
18:00-20:00 踊り・トークイベント 
入場料: 無料 ※場踊りは有料になる場合もございます
イベント概要:
1. 15:00 SCAI THE BATHHOUSEより「場踊り」に出る
2. 18:00-20:00 SCAI THE BATHHOUSEにて、各日「その日の印象」を踊り、その後、同会場にてトークイベント
3. SCAI THE BATHHOUSEでは前日の「場踊り」の模様をモニターで上映
場踊りの時間を除き、基本的に田中泯はSCAI THE BATHHOUSEにおり、ご来場の方々とのコミュニケーションの場とさせて頂きたいと考えております
15:00からの場踊り会場: 4日(金) ギャラリーKINGYO
文京区千駄木2-49-10 [地図]
5日(土) 天王寺五重塔跡
台東区谷中7-9-6 [地図]
* 荒木経惟氏による田中泯の場踊りの公開撮影を予定

6日(日) 入谷南公園
台東区松が谷3-23-7 [地図]

7日(月) SCAI 付近施設
当日は14:45までにSCAIにご集合ください
*この回のみ要予約、入場料500円
*こちらの受付は終了しました。

8日(火) 諏訪坂ガード(西日暮里第2自転車駐車場)
[地図]

トークイベントゲスト:
(敬称略) 4日(金)山田洋次(映画監督)
5日(土)荒木経惟(写真家)
*こちらの受付は終了しました。
6日(日)高橋悠治(作曲家・ピアニスト)
*こちらの受付は終了しました。
7日(月)田中泯(農民・舞踊家)
8日(火)宮田亮平(アーティスト・東京藝術大学長)
7日場踊り、及び
トークイベント予約方法: お名前とご希望の日にち、参加人数を明記の上
予約専用メールアドレス
baodoriyanaka@gmail.com
またはFAX03-3821-3553までお申し込みください
場踊りの内容に関する
お問い合わせ 田中泯アシスタント・石原
tokason@cronos.ocn.ne.jp
までお願い致します
場踊り会場までの
道に迷った場合 SCAIスタッフ携帯 : 080-3009-4500 までお電話ください

SCAI THE BATHHOUSEは、2008年7月4日(金)より7月8日(火)まで、田中泯によるパフォーマンス及び記録展示を開催いたします。


田中泯は1945年東京生まれ。1970年前半から一ダンサーとしての活動を開始、故土方巽に対して自身を正当な嫡子と表明し、独自の舞踊を求め、ジャンルにとらわれることなく、舞踊活動を展開し現在に至る。2008年横浜トリエンナーレにも中核アーティストとして参加が決定しています。1990年にフランス政府より芸術文化勲章を、2001年には「日本現代藝術振興賞」を受賞するなど国内外から高い評価を得ています。また近年では映画『たそがれ清兵衛』に出演、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞。2006年田中泯独舞舞台作品「赤光」ならび、「透体脱落」で朝日舞台芸術賞を受賞し、その再演を機に大舞台での活動を最後と宣言するが、その後もあらゆる場面により根源的な「おどり」の活躍の場を広げています。


その踊りは静かに始まります。研ぎ澄まされた全身のあらゆる感覚で、場を読み・聞き・感じ、それに即興で応じる。慎重に体は動き出し...寝転がる、目を見開く、強く何度も同じ動きを繰り返す、薄目で歪んだ表情になる。時に激しく、時にほとんど動いていないかのようにゆっくりとした動きは、周囲との交感から自然と生じた内なるエネルギーの現われともいうことができます。空気、音、モノ、時間、歴史、人など場に関係するあらゆるものに同調、また介入するかのようにして対話を繰り返すことで、場と一つとなり輝きを放つ。その姿は観る者の眠っていた感性を奥深くに呼びかけ、人々が生まれながらに持つ純粋で繊細な感覚・感受性を喚起することで、人々に大きな感動をもたらします。


SCAI THE BATHHOUSEのパフォーマンスでは7月4日(金)から8日(火)までの間、SCAI THE BATHHOUSEをスタート地点とし毎回異なる場所に踊りに出向きます。その模様はビデオで記録され、翌日SCAI THE BATHHOUSEにて上映されます。踊りの後SCAI THE BATHHOUSEに戻り、トークイベント等を行う予定です。
凝縮した内容で、田中泯の世界を多角度からご覧頂ける機会となります。また日毎、場毎の経験が積み重ねられていく中で、予測のできない相乗効果も生まれることでしょう。この5日間、大いに期待が膨らみます。


協力:東京藝術大学美術学部先端芸術表現科 木幡和枝研究室