Untitled (Closed, Shag carpet, Memphis)、2000年、ピグメント・プリント、55.9 x 71.1 cm、© Eggleston Artistic Trust. Courtesy Cheim & Read, New York
Untitled (Closed, Shag carpet, Memphis)、2000年、ピグメント・プリント、55.9 x 71.1 cm、© Eggleston Artistic Trust. Courtesy Cheim & Read, New York

ウィリアム・エグルストン「21st Century」

2010年7月2日(金)- 8月4日(水)
期間: 2010年7月2日(金)− 8月4日(水)
開廊日時: 12:00-19:00 *日・月・祝日休廊
展示作品: 近作写真作品 約25点
後援: アメリカ大使館

ウィリアム・エグルストンは1939年、米国・テネシー州メンフィス生まれ。現在もメンフィスに在住、制作を続けています。
今でこそアートにおける写真表現でカラー写真は一般的なものですが、60年代、70年代初めにおいて、カラー写真は商業的なものであり芸術写真はモノクロームであるべきだという暗黙の定義付けがありました。それゆえに1976年にMoMA (ニューヨーク近代美術館)で開催されたエグルストンのカラー写真で構成された個展は、アート界に大きな衝撃を与え、カラー写真表現の新たな可能性を提示することになりました。


80年代以降は世界各国で撮影や展覧会が開催され、98年にエグルストンは写真界のノーベル賞といわれる「ハッセルブラッド賞」を受賞。2008年よりニューヨーク・ホイットニー美術館をはじめ、欧米で大規模な個展が巡回中で、写真表現の第一人者として不動の評価を得ています。


本展「ウィリアム・エグルストン:21st Century」では2000年以降に撮影された作品を展示。写真界の大御所ともいえるウィリアム・エグルストンの近年の活動を一望できます。
発表される作品の舞台となっているのはエグルストンの住むテネシー州メンフィスの他、米国各地や欧州、ロシアなど様々ですが、どの作品も同じ都市であるかのようにエグルストンらしい乾いた、そして鮮やかな色彩に彩られています。
エグルストン作品は極めて何気ない日常の、誰もが見落とすような光景を拾い上げている点が特徴的ですが、構図などは非常に絵画的であり、その緻密さが画面に張りつめた緊張感をもたらし、鑑賞者の心を強くとらえるのだといえるでしょう。