ディディエ・クールボ 展「たえまなくかわるものごとのあつまり」

2003年11月14日(金)- 12月13日(土)
期間: 2003年11月14日(金)-12月13日(土)
開廊日時: 12:00-19:00 *会期中 日・月・祝日休廊
作品: 新作インスタレーション(写真、ミクストメディア他)

ディディエ・クールボは日常のなかで誰もが体験するちょっとした心の動きやパーソナルな物語を題材にしたインスタレーションを展開することで知られています。これまでにパリのカルティエ・ファンデーション、ボン市立美術館、ニューヨークのPS1、ハンス・オブリストのキューレーションによるローマのヴィラ・メディチでの展覧会等で国際的に活躍するほか、日本では1997年の資生堂ギャラリーでの個展や、清水敏男氏キューレーションによるフランス若手作家展を通してその作品を発表してきました。一方、コマンドNの主催する秋葉原TVにも参加するなど、日本の若い世代との交流も深く、センシティブかつシャープな表現に根強い支持を得ています。


本展ではミクストメディアや写真、印刷作品等の手法によって空間全体を変化させます。
「記憶」、「物語」、「会話」といったそれぞれのフラグメントを空間に散在させることによってアノニマスなものごとを扱いながら誰の心にも触れることのできる新鮮で静謐な作品世界を展開いたします。クールボはフランスの同世代作家であるピエール・ユイグやフィリップ・パレノ、あるいはドミニク・ゴンザレス・フォレステルとある種時代感を共有しながら前の世代であるボルタンスキーの文脈も継承しつつ、新たな表現の可能性に挑んでいます。