長島有里枝「Pastime Paradise」

2000年12月18日(月)- 2001年1月31日(水)

武蔵野美術大学在学中の1993年の美術公募展「アーバナート#2」〈(株)パルコ主催〉で荒木経惟に見い出され、一躍写真界のスターとなった長島有里枝。彼女の衝撃的ともいえるデビューを飾った作品は、何気ない日常の中の家族のヌードの肖像でした。その後、カリフォルニア・インスティテュート・オブ・アーツへ留学し、主に海外での展覧会に参加しながら作品制作に専念していましたが、1999年に帰国し、再び東京を拠点とした活動を開始しました。


HIROMIX、ホンマタカシ、佐内正史等といった写真界の若手スターを生んだ90年代前半の写真ブームのきっかけは長島有里枝の衝撃的なデビューに始まったといわれており、彼女の活動は現在もアート界やエディトリアルの世界から常に注目されています。


今回の個展は、長島有里枝の衝撃的なデビューからアメリカでの新境地、そして帰国後のより伸びやかになった新作まで、7年にわたる活動を総括する待望の機会となります。


*マドラ出版「広告批評」編集部より、彼女の活動の集大成となる作品集「Pastime Paradise」も刊行されました。

期間:2000年12月18日(月) - 2001年1月31日(水)