宮島達男「Monism/Dualism」

2000年3月2日(木)- 4月15日(土)

宮島達男のLED[発光ダイオード]のデジタルカウンターによる新作展「Monism/Dualism」(モニズム・デュアリズム、一元論・二元論の意)。この展覧会は国内画廊でのLEDの新作展としては実に4年ぶりのものとなります。また、1999年のヴェニス・ビエンナーレでの日本館展示以後の最初のLED作品の発表としても注目されるところです。


作品「Monism/Dualism」の構想は宮島達男が初めてLEDの作品を作り始めた翌年の1989年の展覧会「Against Nature」に端を発しています。この展覧会で、宮島達男は赤と緑のガジェットを配した同名の作品を発表し、話題を集めました。その後、この作品を新たな形で発展させようとした宮島達男は、実に10年をかけてシンプルで力強い垂直性を持つ新作を誕生させるに至ったのです。8メートルの天井高を持つSCAI THE BATHHOUSEの空間の暗闇に浮かびあがる作品は、おそらく崇高なまでの感動をもたらしてくれることでしょう。

期間:2000年3月2日(木) - 4月15日(土)